てんかんの小発作と健康状況自己申告書への書き方

てんかんの小発作の特徴は大発作のように、けいれんを起こしたり、倒れたりはしません。5~15歳の女児に症状があらわれることが多く、意識が徐々に遠のいてゆき、周囲の状況がわからなくなるような意識障害がある発作です。意識がはっきりしないまま、動き廻るといった自動症といわれる行動をとる複雑部分発作は、行動を伴うので目立つので分かりやすいですが、欠神発作(けっしんほっさ)の場合は数秒から数十秒の短時間、ただその場でボーッと立ちつくしていたり、食事中などの時に箸を止め「ある一点」をじーっとみつめているだけで、自動症が起きません。本当にただボーッとしていることもありますから脳波検査をしてみないと判りません。短時間の小発作のため周囲の人も気づかないことが多く、学校での授業中ボーッとしていると指摘され、てんかんに理解のない教師から、返事もしない、不真面目な児童と誤解されることがあります。

てんかんの小発作の疾病がある児童や社会人の健康状況自己申告書の書き方ですが、病院で正しい治療を受け、キチンと抗てんかん薬を飲んでいれば、発作を起こすことはありませんから、健康状況自己申告書には正直に申告すべきです。ただし、経緯の説明と病院名、主治医の意見書を添付したほうが良いでしょう。運悪く、京都の交通事故、クレーン操作ミスよる悲惨な事故が立て続きに起き、てんかん発作が疑われていますから、健康状況自己申告書、にはてんかん発作があることは記載しないでおこうという向きの方もあるかもしれません。しかし、てんかんは100人のうちには一人はいる、患者数の多いく良く知られている疾患です。患者それそれの治療薬が確立されキチンと抗てんかん薬を服用していれば、特に小発作については発作を起こすことはありません。このことを社会全体や何より患者自身が理解し、偏見に立ち向かって行くことが大切なことなのです。

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